結果
- 1. 皮膚生検組織において、SScではnon-SScと比較してどこに有意に多数のマスト細胞を認めた。
- 2. 臨床的皮膚線維化の増悪に伴い、生検組織中のマスト細胞数が増加していた。
- 3. 抗Scl-70抗体陽性例において、マスト細胞数は増加していた。
- 4. 肺高血圧症合併例では皮膚生検組織中マスト細胞数は有意に増加しており、肺動脈圧との相関を認めた。
- 5. 肺高血圧合併SSc肺組織では肺動脈周囲に多数のマスト細胞を認めた。
- 6. SSc皮膚組織と肺高血圧合併肺組織、何れにおいてもTGF-b1とPDGFの産生をマスト細胞より認めた。